「うちの子、友達とケンカばかりで心配です」
「他の子とうまく遊べないみたい…」
放課後等デイサービスでも、保護者の方からよくいただく声です。「どうしてうちの子だけ」「何か悪いことをしてしまっているのかな」と、不安になってしまうこともありますよね。

子どもはまだ社会経験が少ないため、友達との関わり方を学ぶのは簡単ではありません。
大切なのは、日常の遊びや活動を通して、自然に社会性を学べる環境を整えること。
少しずつで大丈夫です。
友達との関わりを学ぶことで育つ力
コミュニケーション力が育つ
言葉や表現を使って気持ちを伝えたり、相手の気持ちを理解したりする練習になります。「自分の気持ちを伝える」ことは、一度では身につかない大切なスキルです。
協調性やルールの理解
順番を守る、譲る、相談するなど、遊びの中で自然に学べます。「ルールがある」ということそのものを、遊びを通して体感することが重要です。
自己肯定感を育てる
友達との成功体験や「できた!」という体験が自信につながります。小さな達成感の積み重ねが、次の挑戦への勇気を生み出します。
放課後等デイサービスでの実践例
あるお子様は、グループ遊びが苦手で、友達とトラブルになりやすい状況でした。
そこでスタッフは、遊びを通して少しずつ関わり方をサポートしました。
① ゲームやルール遊びで順番を学ぶ
「カードを1枚ずつ出すよ」「順番を守ったらポイント」と声かけすることで、ゲームの中でルールへの意識が自然と育まれていきました。
② ロールプレイで表現力を練習
「ありがとう」「ごめんね」を言う練習を遊びの中で実践。最初は恥ずかしそうにしていたお子様も、繰り返す中で少しずつ言葉が出てくるようになりました。
③ 小さな成功体験をすぐほめる
小さな協力や譲り合いもすぐにほめるようにしました。「○○ちゃんと一緒にできたね!」と達成感を共有することで、「また一緒にやりたい」という意欲につながりました。
結果、少しずつ友達とのやり取りがスムーズになり、安心して遊べるようになっていきました。焦らず、一歩一歩が大切です。
ご家庭でできる工夫
遊びの中で学ぶ
- ボードゲームやカードゲームで順番・ルールを意識させる
- 家族とのごっこ遊びで「ありがとう」「ごめんね」を伝える練習
感情の整理をサポートする
- 怒ったり悲しい気持ちを「言葉にする」時間を作る
- 「こう言ったら伝わるね」と具体的に声かけする
小さな協力や譲り合いをほめる
- 「おもちゃを貸してくれたね、ありがとう!」
- 結果だけでなく、努力や挑戦の過程を認める
日常生活の中で社会性を育てる
- 買い物や公園で「順番を守る」「挨拶する」を意識して取り組む
- 友達や兄弟との関わりの中で、自然に学ぶ機会を作る
おわりに|友達との関わりは、少しずつでいい
- 遊びや日常の中で社会性を学ぶ環境を作る
- 小さな成功体験を積み重ねて自信を育てる
- 結果だけでなく、努力や挑戦の過程をほめる
友達との関わり方を学ぶサポートは、子どもの安心感や自信を育て、集団生活でも挑戦できる土台になります。

うまくいかない日があっても、それは成長の途中。焦らず、お子様のペースを大切にしてあげてください。
家庭でも放課後等デイでも、遊びや日常の中で少しずつ経験を重ねること。それが、子どもにとっての社会スキル習得の、一番の近道です。一緒に考えながら、サポートしていきましょう。

