「学校に行きたくない…」
「朝になると動けなくなる…」
そんな様子が見られることはありませんか?

特に発達に特性のあるお子さまは、環境の変化や生活リズムの変化の影響を受けやすく、連休明けに不安定になりやすい傾向があります。今回は、「行きたくない!!」と言い出す理由と、家庭でできる関わり方のポイントをお伝えします。
なぜ行きたくなくなるのか?
① 生活リズムの変化
連休中に寝る時間が遅くなったり、朝ゆっくり起きる日が続いたりすると、元のリズムに戻ること自体が負担になります。体と心が「まだ休みモード」のまま登校日を迎えてしまうのです。
② 環境の切り替えの難しさ
お休みのゆったりした時間から、学校の集団生活へ切り替えるのは大きな変化です。
- 人との関わり
- 時間の制約
- やることの多さ
こうした変化が一気に戻ることで、気持ちが追いつかなくなることがあります。
③ 見えにくい不安
- 授業についていけるか不安
- 友だち関係が心配
- 先生とのやりとりが不安
こうした気持ちをうまく言葉にできず、「行きたくない」という形で表れることもあります。この気持ちは「甘え」ではなく、お子さまなりのサインです。
大切にしたい関わり方
① 無理に行かせようとしない
「行かなきゃダメでしょ」と強く言ってしまうと、不安がさらに大きくなってしまうことがあります。
まずは、
👉「行きたくないんだね」
👉「不安なんだね」
と気持ちを受け止めることが大切です。
② 理由を無理に聞かない
「どうして行きたくないの?」と聞きたくなりますが、お子さま自身も理由をうまく言葉にできていないことが多くあります。無理に聞こうとすると、責められているように感じてさらに気持ちが不安定になることも。
👉「なんとなく嫌なんだね」
👉「不安な感じがあるんだね」
と気持ちに寄り添うことを大切にしてみてください。安心できることで、少しずつ言葉にできるようになることもあります。
③ 小さなステップに分ける
いきなり「1日行く」を目指すのではなく、
- 朝起きる
- 準備をする
- 学校の近くまで行く
など、できそうなところから少しずつ進めていきます。「できた」を積み重ねることが安心感につながります。
④ 見通しを伝える
- 今日は何があるか
- どのくらいで帰れるか
- 帰った後の楽しみ
などを伝えることで、安心しやすくなります。「次に何があるか分かる」ことが、気持ちを落ち着かせる助けになります。
⑤ 頑張りすぎない環境をつくる
連休明けは、普段以上に疲れやすい時期です。
- 帰宅後はゆっくり過ごす
- 予定を詰めすぎない
- できない日があっても大丈夫とする
「少しずつ戻していく」という意識が大切です。
⑥ 休んでも大丈夫と伝える
「休ませていいのかな…」と悩まれることもあると思います。どうしてもつらいときは、休むことも大切な選択です。
👉「今日は休んでも大丈夫だよ」
👉「また少しずつやっていこうね」
と伝えることで、お子さまの安心感につながります。ただし大切なのは休みっぱなしにしないことです。少し元気になったら外に出てみたり、次にどうするかを一緒に考えたりしながら、次につながる関わりを意識してみてください。
⑦ 一人で抱えない
お子さまの「行きたくない」という気持ちは、家庭だけで抱える必要はありません。
- 学校の先生に相談する
- 放課後等デイサービスに共有する
- 専門機関に相談する
周囲と連携することで、お子さまに合った関わり方が見えてきます。
最後に
「行きたくない!!」は「甘え」ではなく、お子さまなりのサインです。無理に解決しようとするのではなく、少しずつ整えていくことが大切です。
連休明けは「元に戻す」よりも、「少しずつ慣れていく」という気持ちで関わってみてください。お子さまも保護者の方も、無理のないスタートが切れますように🍀

「どう関わればいいか分からない」「誰かに話を聞いてほしい」そんな時は、一人で抱え込まずにお気軽にご相談ください🍀
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